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「おはようごさいま~す。」
スタッフルームを開けると今出勤したばかりの豊田が仕事前の準備をしていた。
「おはよう。今日も元気だね。加奈美ちゃん」
天使のような笑顔を加奈美に向ける愛しの豊田くん。
あぁ~今日も可愛い~。
とその笑顔にやられる加奈美の顔は変態オヤジのように鼻の下をこれでもかと伸ばしている。
「あんたその顔止めなさいよ。顔が崩れきっててヤバいわよ。」
「うっうるさいな。あんたこそ仕事場にまで付いて来ないでよ。」
加奈美が顔を隠していると
「どうしたの?さっきからブツブツ言ってるけど・・・」
と豊田は訝しげな顔をして加奈美をみた。
「ぅうん。ぅうん。何にもないよ。ちょっと独り言(汗)それより先に行くね。」
加奈美はブンブンと首と手を振り、慌てて支度をすると店内に逃げるように行ってしまった。
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