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夏が終わりを告げ、秋が深まり、少しずつ木々が色づき始めていた。
私は高校の親友香里奈と街へ飲みに出掛けていた。
「香里奈~最近どぉ?」
「ん~代わり映えないね~短大はパッとしないし。」
ダイニングバーで食事をしながらビールを飲む。
「でもさ~香里奈は彼氏いるし、いいな。私も出会いないかな~」
「いや~うちらは倦怠期。最近連絡とってないわ。」
香里奈は高校から続いている彼氏がいる。
「中沢は元気なんでしょ?倦怠期って言ってもいつもすぐ仲直りするでしょーが。付き合って3年だよね。」
「まーねー。ただ最近はお互い環境変わったし友達付き合いもあるしで、ケンカばかりなんだよね。」
グビグビとビールがすすむ。
ピザをぱくつきながらお互いの近況を語り合っていた。
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