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午後５時の鐘が響いて
街に灯るイルミネーション
あの子口開けて夕焼け見上げたら
つまずきそうになって笑ってた
忘れそうならまた来たらいい
おかえりの用意をしとくから
「さよなら」と君が放った言葉が白く消えてく
涙がちょっとでたのを笑ってごまかした
「行ってらっしゃい、元気でね」が言葉にならない
真夜中２４時、眠りについたイルミネーション
あなたから羽が届いて
明日を飾るコレクション
ケータイ開けて君のメールだったら
分かりやすく笑ってた
泣きそうならまた来たらいい
ただいまさえ言ってくれたら
さっきのメールの返事はまだ送れそうにない
笑顔の絵文字でごまかしたらいいのかな
「明日またね」が昨日までの合図だったから
真夜中２４時、僕からの最後のコレクション
強がった言葉は強がりじゃなくて
ため息を混ぜた言葉は泣き言じゃなくて
何もできない僕らを
越えて欲しかっただけ
いつか
街の光もなく
電波の羽もない僕らでも
おかえりとただいまが言えるときが来たら
僕らの２４時をいっしょに迎えにいこう
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