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すると、ドアが開き、
笑「とりあえずお2人とも中に入られてから話し合った方がいいと思いますよ。」
笑美が出てきて、言い争いをしている2人に言った。
千「はぁはぁ…とりあえずに中に入りましょう。」
太「はぁはぁ…そうだな。」
自分の部屋からここまで全力疾走してきた事+部屋の前での言い合いのせいで2人は息が上がっていた。
部屋に入ると、笑美がすぐにお茶を入れて2人に渡した。
千・太「笑美さんありがとう。」
笑「どういたしまして。それより、何を言いあってたんですか?」
笑美がそう尋ねると、千奈が、
千「それがね、さっき笑美さんの言ってた手紙、匡兄の会社からだったの。」
笑「そうでしたね。差出人の欄に匡一様の会社の名前が書いてありましたね。」
千「笑美さん知ってたなら教えてよぉ~!」
笑「言うタイミングを逃してしまって。」
千「かなりびっくりしたんだから。ねぇ太一?」
太「ひょう!」
ケーキを頬張っていた太一は、まともに返事ができなかった。
千「口の中のもの飲み込んでから返事しなさいよ。全く…。」
太「…ゴクッ。かなりびっくりしたよ。てか、何でわざわざ手紙を送ってきたんだろ?直接匡兄が俺達に言えばいいのに?」
千「それもそうね?笑美さん何か知らない?」
笑「それは直接匡一様にお聞きした方がいいと思いますよ。」
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