・最終日

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太(200字以内か。楽勝だな。でも、早く終わったらその分早めに学校に行けって言われそうだな。あぁ~、今日は休んだっていいんじゃないの?どうせもう4日休んでるし、きりよく来週の月曜から登校する方が絶対良いよな。…なんて、こんな事匡兄にはいえないけどな。) 太一は用紙に感想を書きながら、そんな事を思っていた。 そして、 勝「……た、おい伊太!」 隣に座っている勝也が自分に声をかけているのに気がついた。 太「はい、なんですか?」 勝「ったく、やっと気がついたな。俺、何回も声かけたんだぞ。そんな感想書くのに集中してたのか?」 勝也が呆れたように言った。 太「すいません。早くに終わらせて帰りたいな思って、集中して書いてたんです。それで、何か用ですか?」 勝「これってさ名前かく欄がないよな。」 勝也にそう言われて、太一も用紙を見た。 太「そう言われれば、そうですね。出す時に聞いた方がよさそうですね。」 勝「だな。ありがと、これが聞きたかったんだ。もしかして俺だけ欄がないのかと思ってな。」 太「そうだったんですか。気にしないでください。」 太(俺的にも何か話してくれた方が時間が潰れて都合がいいから。) その後、2人はすぐに感想文を書く作業に戻った。
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