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30分後。
太(できたっと。それにしてもまだ30分しか経ってないのに半分以上帰ってるし。まぁ、俺がのんびりゆっくりと書いてただけなんだけど。んっ?勝也もまだ書いてるんだな。)
太一は帰る支度を始め、心の中でそう思いながらまだ横に座っている勝也を見た。
そして、
太「書き終わったので帰りますね。また会う事があったらよろしくお願いします。」
勝也にそう声をかけた。
すると、
勝「おぅ。こっちこそよろしくな。てか、俺も終わったからさ。玄関まで一緒に帰ろうぜ。」
そういって勝也は鞄と用紙を持つと前に座っている長野の所へ向かった。
太一も勝也の後ろをついて行った。
長野の所に着くと、
勝「すいません。これ名前書く所がないんですけど、書かなくても良いんですか?」
勝也は用紙を机の上に置いて長野に聞いた。
長「はい。名前の記入はいりません。」
勝「そうですか。じゃあ、これ。」
勝也が用紙を渡すのを見て、太一も一緒に長野に渡した。
長「はい、お疲れさまでした。」
勝・太「ありがとうございました。」
2人は最後に長野に頭を下げてお礼を言うと、部屋を後にした。
勝「ふぁあぁ。終わったな。」
部屋を出ると、大あくびをしながら勝也が言った。
太「そうですね。」
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