4273人が本棚に入れています
本棚に追加
太「なんで僕を連れていく必要があるんですか?」
太一は歩きながら勝也に質問した。
勝「さぁな。俺はお前をつれてくるように依頼を受けただけだからな。他の事は何も知らない。」
太「そうなんですか。」
太(って事は、その道のプロって事ですか?!俺、逃げれるかな?)
太一は逃げれるか不安になってきた。
太(あっ、あれがあった。)
太一は何かを思いだした。
が、
太(取り出す暇がない…。どうしよ。)
と思っていると、
勝「あれ…。まだ車が来てないのか。くそっ、何やってんだよあいつら。」
と目的の場所についたのか。太一から少し目を話し、そう言いながらあたりを見渡した。
太(今だ。)
太一は素早くポケットの中から何かを取り出した。
太「ここで待ち合わせなんですか?」
勝「あぁ。それより、お前落ち着いてるな。怖くないのか?」
太「怖いですよ。でも、暴れたりしたら痛い目に合いそうなので、必死で平常心を保ってるんです。」
勝「へぇ…。なかなかな根性してるじゃないか。」
勝也がそう感心していると、
太「ちょっとすいません。聞きたい事がもう1つあるんですけど。」
勝「何だ?」
太一の言葉に勝也が太一のそばに近づいてきた。
その瞬間。
太「すいません!」
と言って、さっき取り出したもののふたを開けて勝也の目にかけた。
最初のコメントを投稿しよう!