・最終日

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勝「痛って!おい、なんだこれ?!」 勝也は目を押さえながら太一に向かって叫んだ。 太「催涙スプレーの液体バージョンです。10分くらいは目が使い物にならないと思いますよ。あと、失明とかの心配はないので安心してください。と言う事でこの隙に逃げさせていただきます。」 痛がる勝也にそう言って、太一はすぐにその場を離れようとした。 が、 ??「全く。それでも裏の業界で有名な殺し屋ですか?こっちは大金を払ってるんですよ。ちゃんと仕事をしてもらわないと困りますね。」 太一の前に、黒いスーツに身を包んだ男を5人従えて国見和雅が現れた。 太(マジで?!こ、殺し屋出してくるってどうよ!てか、後ろのいかつそうなお兄さん達は何者?!) 太一は和雅の言葉を聞いて、脳内がパニックを起こした。 和「さて、原田太一君逃げようとしても無駄ですよ。絶対一緒に来てもらいますから。緑さんもあなたを待ってますので、手間はかけたくないんですけど。それは無理な話ですかね。」 そんな和雅の言葉を聞いて太一は、 太(はっ?!緑さんって沢木の事か。あぁ~、とりあえず頭の整理をして冷静になろう。じゃないと、逃げるにしても逃げれないぞ。) 太一はパニックになっている頭を落ち着かせるために今に状況を頭の中で整理することにした。
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