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そして太一が和雅の横を通った時。
和「さすがですね。やっぱり鍛えられてるんですね。でも、そろそろ茶番劇は終わりですよ。」
と和雅が呟いた。
太「えっ?」
太一は和雅の呟きが聞こえ、そう言いながら和雅の方を振り返った。
その瞬間。
太「いっ………。」
太(な、何だ。体が動かない…。)
太一はその場に倒れた。
和「さぁ、さっさと車に運んでください。人が居ないと言っても誰が見てるかわかりませんから。」
和雅がそう言うと、倒れている太一を勝也が持ち上げて車へと向かった。
太(マジかよ…全然体動かねぇ。てか、意識も朦朧としてきた。こりゃダメだ。早く匡兄達が俺が居なくなった事に気づいてもらうしかないな。)
勝也に持ち上げられながら太一は朦朧とする意識の中でそんな事を考えた後、数分もしないうちに気を失った。
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