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匡「太一が居なくなった…。」
小『はい。いくら待っても連絡がこないので、おかしいと思って太一様が体験に来ている警備会社に来て、受付の人に聞いたのですが。2時間ほど前に帰られたらしいんです。』
小牧は少し焦ったようにそう言った。
匡「そうか、わかった。小牧は、家までの道のりに太一が居ないかと見ながら帰ってくれ。で、居たらまた連絡くれ。」
小『はい、わかりました。』
匡一は小牧の返事を聞くと、すぐに電話を切った。
そして、電話を切った後またすぐに電話をかけ始めた。
匡「もしもし俺だ。」
笑『どうされました?』
匡一が電話をかけたのは家だった。
匡「千奈と代わってくれ。」
笑『わかりました。少々お待ち下さい。』
笑美はそういうと、電話を保留にして、昼食を食べるために食堂に降りてきていた千奈を呼んだ。
笑「千奈様匡一様からお電話です。」
千「えっ?匡兄から?」
千奈はすぐに立ち上がると電話の所まで急いで向った。
数分後。
千『匡兄どうしたの?』
匡「千奈…落ち着いて聞けよ。」
千『……太一に何かあったのね。』
千奈は匡一の声を聞いてすぐにピンっときて声のトーンを落としながら言った。
匡「あぁ。実は小牧が迎えに行ったらもう帰ったと言われたらしい。それも2時間くらい前に。」
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