4273人が本棚に入れています
本棚に追加
匡「あとは大丈夫ですね。すいません、わざわざ休みの日にお電話してしまって。」
千奈のサインを見た匡一は頷いて、電話での話を切り上げに掛った。
矢『気にしないで下さい。それでは、また次の打ち合わせの際に。』
匡「はい、ありがとうございました。」
匡一はそう言って電話を切った。
そしてすぐに、
匡「千奈、矢沢の居場所わかったか?」
千「わかったわよ!」
千奈はそう言って匡一の方にパソコンの画面を向けた。
匡「これは…。」
千「匡兄も気づいた?この道って太一につけた発信機が通って行った道よ。」
匡「そうか。これで緑の目的がはっきりしたな。」
匡一は確信を得た事で緑の目的がはっきりとわかった。
千「あたしもなんとなくだけどわかったわ。」
匡「詳しい話は車の中でするぞ。今は準備だ。」
匡一はそういうと、すぐに準備のために、千奈の部屋を出て自分の部屋へと戻った。
匡一が部屋を出て言った後、
千「さぁ、あたしも早く準備しないと!」
千奈もすぐに準備を始めた。
1時間後。
匡「千奈、準備できたか?」
千「うん。」
匡「じゃあ、行くぞ。太一を奪い返しに。」
千「ついでに沢木の目的の達成を防ぐためにね。」
匡「あぁ。」
2人はそんな会話をしながら、車へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!