・対面

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太「????」 太一は勝也の言っている事がよくわからないため、首を傾げた。 勝「だからさ。もうすぐ、原田君みたいに縛られて、この部屋に閉じ込められる子が来るって事。」 太「フフフ…フガガガガ(意味わかんねぇよ!)」 口がふさがれているため、しゃべれない太一。 太(クッソ。口ふさがれててしゃべれねぇ。つか、お仲間って事はもしかして、千奈が捕まったのか?!匡兄は絶対捕まりそうにないし。でも、千奈は家で留守番というか調べ物してるのに、捕まるわけないよな。…てか、2人は俺が居なくなった事に気づいたかな?) 太一は、誰が捕まるのかという事を考えていて、ふと頭に浮かんだ考えに青ざめた。 太(そういえば、俺が着てた服もアクセもウィッグもとられてるし。発信機…全部とられてるしー!!!俺が居なくなった事に気づいても居場所まで気づいてもらえないじゃんかよ!) 太一は最悪の事態に唸りながら、体を左右に動かした。 勝「おいおい、いきなり黙ったと思ったら、唸りだした。そんなことしても無意味だぜ。まぁ、お仲間来るまでそうしてな。俺は用事があるんでな。じゃあな。」 勝也はそう言って、再び物置を出て行った。 太(あぁ~、誰が来るんだ?でも、来ても助けてもらえるような状況じゃないだろうな。さて…どうしよう。)
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