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太「ヴー!ヴヴーー!!」
黒①「!!大人しくしろ!」
いきなりの太一の行動に驚いた黒①はさらに力を強くして、太一を押さえつけた。
太一を押さえつけた時、太一の口を塞いでいるガムテープが少しはがれ、黒①のスーツにひっついた。
それに気付いた太一は、
太(これさえはがれれば!)
と黒①のスーツに顔をつけ、一気にガムテープをはがした。
太(やった!うまくいったこれで声が出せる!)
声が出せる状態になった太一は、
太「こっち来ちゃだめだー!早くこのペンションを出て逃げろ!」
と大声で叫んだ。
花「えっ?今の声…太一…??」
太一の声は花矢に聞こえたが、花矢は内容よりも、声の方に意識が行ってしまい、そこに立ち止ったままだった。
その様子は見えないが、まだ部屋を出ていない事がわかった太一は。
太「そんなことどうでもいいから早く!モガッ!」
とまた叫ぼうとしたが、言っている途中で黒①の手によって口をふさがれた。
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