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そんな太一の笑顔を見た花矢は少し安堵した表情になった。
太(よかった。少しは不安が取り除けたみたいだな。さて、これから沢木がメインゲストを連れて戻ってくる前に、これほどいてどこからに隠れておきたい…。でも、それをどうやってやるか。全く良い考えが浮かばない…。てか、メインゲストって絶対矢沢栄吉だよな。花矢ちんはまだ気づいてないみたいだけど。気づいたら平常心じゃいられないよな多分…。)
安堵の表情を浮かべた花矢を見ながら、花矢がメインゲストに気づかないよう願い、これからの事を考え始めた太一。
が、
太一は両手両足を縛られ、口にはガムテープ。花矢も同じような状態。それに、太一は手負いの状態。
この最悪の状況で太一は何か良い案はないかと考えたが良い考えが全く浮かんでこなかった。
太(んんん…良い案、良い案…。)
太一が必死にない頭を働かせて考えていると。
『にゃ~♪』
という小さな鳴き声が太一の耳に聞こえた。
太(!!今の鳴き声は!)
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