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花「うん。でもやっぱり…。」
太「花矢ちん、もう本当に俺達、気にしてないんだよ。だって花矢ちんのおかげで早く準備する事ができて逆に感謝したいくらいなんだから。」
まだ謝ろうとする花矢に太一が困ったように言った。
花「準備??」
太「そう。……ほら防犯強化したりさ。」
太(花矢ちんに話すか…。話しといた方が話しがしやすくなるか…いや、逆に不安にさせちゃうかな。)
太一は心の中で自分の両親の事を話そうか悩んだが言わない事にした。
花「そっか。ならよかった。」
花矢は安堵の表情を浮かべた。
太「俺が今わかってるのはそれくらいかな。あとわかってることはないかな。今居る場所もわかんねぇし。」
太一は自分の知ってることを話終えた。そして、最後の方は小さな声で言ったが、
花「えっ…今居る場所ならあたしわかるよ!」
花矢には太一の小さな声が聞こえすぐに言った。
太「マジで!ってそうだよね。何で今まで俺気づかなかったんだろ。」
太一は苦笑いを浮かべて花矢を見た。
花「まぁ色々忙しかったしね。もっと早く言えばよかったね。ここは、○▽県の○○山よ。」
太「○▽県…○○山……。」
太一は目を見開いて花矢の言った場所を繰り返し呟いた。
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