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太(良かった。花矢ちんなんとか落ち着いたみたいだ。今、行動しちゃダメだからね。あいつらの動きをまず見ないと。)
花矢が普通に話し始めたのを見て、太一は安堵した。
太「うん。『メインゲスト』を俺たちの目の前で殺して、その後……俺たちの反応を見て楽しみながら殺す。」
太(もしかしたら、俺だけは殺さずに逃がすつもりでいるのかもしれないけどな。あいつらの思い通りになんてなってやるもんか!)
太一は自分がここに連れてこられた目的の推測がついた。
太(どうせ、俺の前で花矢ちん殺して俺に匡兄と同じような絶望感でも与えようってところか。)
花「そっか。じゃあ、まだ父さん大丈夫よね?」
考え込んでいる太一に、花矢はそう聞いてきた。
太「うん。とりあえず、そろそろ家の中に俺たちが居ない事に気づくころだと思うんだけど。」
と太一が言った瞬間。
パリーン!ドサッ!ガシャンッ!
という音が聞こえてきた。
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