4272人が本棚に入れています
本棚に追加
/791ページ
匡「千奈、あれつけてるな。」
何か指示をしている和雅を見て、匡一は小声で千奈に言った。
千「もちろん。ばっちりつけてるわ。」
そんな匡一の問いに、千奈は笑顔でそう答えた。
匡「じゃあ、まずはこいつら片付けるぞ。」
匡一がそう言って、前を向いた瞬間。
ドサッ!
匡一が胸から血を出して倒れた。血が出ている個所は複数あった。
千「えっ…匡兄…。」
いきなりの出来事に千奈は倒れた匡一を見た後、前にいる国見和雅の方を見た。
すると、黒スーツの男4人が銃を構えた状態で和雅の横に立っていた。
和「くっくっ…人間って本当にもろい生き物ですよね。」
千「あ、あんた匡兄に何したのよ!」
千奈は笑っている和雅に向って、怒りを含んだ声で言った。
和「何をしたと言われましても、こうしたんですよ。」
和雅がそう言うと、横に居る男達が一斉に銃を構え、千奈に向けて引き金を引いた。
千奈は混乱しているため、動くに動けず、銃弾は千奈の心臓近くから腹にかけて4発命中した。
千「えっ…。」
千奈は状況を飲み込めないまま、千奈も匡一の横に血を流しながら倒れた。
最初のコメントを投稿しよう!