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数分後。
匡一と千奈が動かなくなったことを確認して、和雅が近付いて行った。
和「…結構簡単に片付きましたね。さぁ、こんな所に死体をおいておくのもあれですから、そこの草むらの中に運んでおいて下さいね。」
和雅は再度2人が動いていないのを確認して、後ろについてきていた黒スーツ達に命令した。
和「じゃあ、僕は先に戻ってますから。2人を片付けたら戻ってきて下さい。」
黒『はい、わかりました。』
和雅は黒スーツ達をおいて、前を向いて歩き始めた。
和(これで緑さんに良い報告ができますね。くっくっ…緑さんに知らせるのが楽しみです。)
和雅がそう思っていると、
黒『うわっ!…イッ……。』
ドサッ!
という黒スーツ達の声が聞こえ、何かが倒れる音がした。
和「何かあったんです……!!どうして!」
和雅は何事かと振り返った。
そして、振り返った和雅の目に入ったのは、黒スーツ4人がひざを地面について目を押さえてうめいている姿だった。
そして、そんな4人のそばで勝ち誇った笑みを浮かべている匡一と千奈の姿に和雅は驚きの声をあげた。
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