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千「今この人達動けないと思うわよ。」
和「そんなはずっ…!」
千奈の言葉に、和雅が黒スーツ達の方を向くと、黒スーツ達は4人とも涙を流しながら目を押さえ、その場から動けなくなっていた。
匡「このスプレーの効果は30分くらいだな。最低でも30分は何もできないだろう。まぁ、すぐに目が洗えれば大丈夫だがな。」
匡一は小型のスプレー缶を和雅に見せながら言った。
和「催涙ガスか。おい、催涙ガスなら洗い流すための洗浄液を持ってるだろ!早くそれを使え!」
和雅は大声でそういうと、
千「無駄よ無駄。その目の洗浄液ってこれの事でしょ?」
千奈はニヤリと笑いながら、小さなボトルを和雅に見せた。
和「何でっ!」
千「なんでって言われてもね。うちの弟もこのスプレー持ってたはずなのに、捕まってるじゃない。もしかして、目を洗うものとか常備してるのかなと思って、倒れた時に、さっさと調べさせてもらったの。」
匡「そういうことだ。あと、こいつらにはここで気絶してもらうからな。30分以上動けないかもしれないな。」
匡一はそう言って、1番近くに居た黒スーツの首の後ろを軽く叩き、気絶させた。
その後、残りの3人を千奈と一緒に5分もかからないうちに気絶させた。
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