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しかし、
千「さっき自分が何を狙ってたのか覚えてないの?」
という千奈の呆れたような言葉に、次何をしかけてくるのか分かった和雅だったが、千奈の素早い動きに、それを防ぐ事が出来ず、
和「ッ!!!」
次は脇腹に千奈の打ち込みが直撃した。
和雅はあまりの痛さにその場に脇を押さえて膝をついた。
千「う~ん。しばらくやってないと腕にぶるものね…。」
千奈は難しい顔をしてそう言った。
和(クソッ!なんなんだコイツ!俺より強い奴なんて今まで居なかった!居たら、いろんな大会に出てるはずだぞ!)
千「あら、立ちあがれないみたいね。」
膝をつき、下を向いたまま動かない和雅を見て、千奈はニヤリと笑いながら言った。
和「!!馬鹿にしやがって!俺がお前みたいなやつに負けるなんてありえないんだよ!」
和雅は痛む脇腹を押えながら立ちあがり、そう大声で言った。
千「はぁ…現に負けてるじゃない。その状態になってもまだあたしに勝つつもりなの。」
『ありえない。』という言葉を連呼する和雅に呆れる千奈。
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