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黒「ゴホッ!…ゴホッ!…ハァハァハァ…。」
いきなりの衝撃に体をくの字にしてせき込む黒スーツ。
緑「せき込んでいないでさっさと探しに行ってください。あの2人を逃がしたのは、あなたの責任でしょう。そのせいで僕の計画に支障が出てるんです。ほら立ちあがらないと、どんどんお腹痛くなっていきますよ?」
緑はそう言って、さらに黒スーツの腹を蹴った。
その顔には、笑顔を浮かべていた。
太(おいおいおい!これ以上蹴る事ないだろ!今立ちあがろうとしてるのに!そんなに蹴ったらそいつ死んじゃうじゃないか!)
黒スーツに立ちあがる暇を与えることなく蹴り続ける緑を見て、ギュッと拳を握る太一。
緑「あぁ~、立ちあがる気がなさそうですね。なら、ここで死んでもらいましょうか。また失敗をして、計画に支障が出るのは嫌ですからね。」
緑はそう言って、黒スーツの首に足を当てた。
太(うそだろ!首を踏んで殺す気かよ!)
太一が緑の行動に目を見開いていると、
黒「う…ゴホッ!や…やめて…ゴホッ…。」
黒スーツが苦しみながらも必死に緑にそう言った。
が、
緑「あれ?今何か聞こえた来たような気がするんですけど。気のせいですかね。」
緑は黒スーツの声が聞こえないふりをした。
緑「そろそろ、死んでもらいましょうか。あなたばかりに構ってる暇ないので。」
緑はそう言って、おいている足に力を加えようとした。
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