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緑「君たちのせいで僕の計画がかなり狂ってしまっているんだよね。ねぇ、もう1人はどこに隠れているのかな?」
太一に少しずつ近づいて行きながら緑は言った。
太「まだ動けないのか黒スーツ!?」
緑の問いに答えることなく、後ろで横になっている黒スーツに言った。
黒「…少しは動けるようになりました。ゴホッ!でも、あの方から逃げられるほどの体力はないと思います。」
黒スーツはお腹を押さえながら、なんとか立ちあがりそう答えた。
緑「無視するというのはよくないと思うよ。まぁ、答えるつもりはないんでしょうけど?」
太「それがわかってるなら聞くな!言っとくけど、どんな事されたって俺は、この黒スーツを逃がしてやるし、花矢ちんの居場所も答えない!」
緑の問いに、太一は緑を睨みながら答えた。
そんな太一に、
緑「別に答えてくれなくても大丈夫ですよ。もう1人…矢沢花矢さんはもうすぐ僕の前にやってくるはずですから。」
緑はニヤリと笑いながら言った。
太「どこに居るのか知らないくせに、よくそんな事が言えるな。」
太(なんでこんなに自信満々なんだ?)
緑の余裕ある顔に、太一は何か嫌な予感がした。
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