4272人が本棚に入れています
本棚に追加
/791ページ
太「それ以上近付くな!」
間を詰めてくる緑に、太一は素早くジャージのポケットからさっきドールのリュックから取り出したモデルガンを出して緑に向かって構えた。
緑「どうぞ。撃ってみてよ。そんなモデルガンじゃ僕には怪我させるなんてできないから。」
太「そんなのわからないだろ。」
太(何か服の下のつけてるのか?まぁ、普通はそうか。それより、沢木はこのモデルガンをおもちゃのBB弾撃つやつだと思ってるな。それなら、こっちとしては好都合だ。)
太一がそう考えていると、
緑「わかるよ。」
そう言って、着ているスーツの懐から拳銃を取り出した。
緑「そんなおもちゃのモデルガンで本物の拳銃にかなうと思う?はは…思わないよね。さぁ、どうする?どこか、怪我して僕に連れて行かれるか。さっさとそいつの前からの居て僕についてくるか。早く答えてくれる?」
にこりと笑って、緑は太一の後ろの黒スーツを指さしながら言った。
その瞬間。
パン…パン…パン…パン…パン…パン…パン………
太一は緑に向かって、連続でモデルガンの引き金を引いた。
最初のコメントを投稿しよう!