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緑「さっき僕が言った事忘れたのかな?そんなの当たっても僕はなんともない……くっしょん!は、はっくしょん!」
緑は手に持っていた拳銃を一旦おろし、弾をよけようとした瞬間、緑のちょうど目の前で弾がはじけて中から何か煙が出てきた。
それにびっくりして、その煙を吸ってしまった緑はくしゃみが出始め、止まらなくなった。
太「やったね。だれがだたのモデルガンだって言った?このモデルガンと弾は匡兄が改造したものなんだよ!って事で俺たちは逃げさせてもらいます。」
緑「ま、くっしょん!待てっはっくしょん!」
パン…パン…パン…
まだくしゃみのとまらない緑に、もう何発が弾を撃つと、その場に緑を残し、太一は黒スーツに肩を貸すと、林の方に向かって移動を始めた。
黒「あ、あの今何をしたんですか?」
太「今?あぁ、なんで沢木がくしゃみをし始めたのかってことですか?」
黒「そうです。」
黒スーツは頷きながらそう言った。
太「あのくしゃみの原因はコショウですよ。」
黒「コショウ??」
太「そうです。このモデルガンの弾は普通のBB弾3つぶんの大きさで、その中にコショウをたっぷり詰めてあるんです。もちろん、BB弾の素材は、普通のものよりももろいものを使っています。撃つとある程度の距離ではじける仕組みになってたんです。」
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