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太一がそう考えていると、
勝「沢木さんからはちゃんと許可をもらってるからなぁ。遠慮なく撃ちますよ。じゃあ、数え始めま~す。い~ち~、にぃ~い…。」
勝也がそう言って数を数え始めた。
そんな勝也から離れようとバタバタともがく栄吉。
太(マジかよ!あと10秒って!そんな時間で花矢ちんの所なんて戻れるわけがない!…どうする…どうする…。)
勝也と栄吉を目の端に入れながら、太一は焦っていた。
その間にも、
勝「は~ち~、く~…。」
カチッ!
勝也が10秒数え終わりそうになった。
そして、片手で栄吉の動きを封じている間に、懐から出した銃を栄吉の腕にあてた。
そして、
勝「じゅ~う~!出てこないみたいなので、まずは1発。」
と言って勝也が引き金を引こうとした瞬間、
花「待って!やめて、撃たないで!」
花矢が玄関下から勝也の前に飛び出してきた。
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