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勝也がそう言った瞬間。
ドカッ!!
次は後ろで様子を見ていた太一が思い切り勝也の背中を蹴り飛ばした。
太「後ろが隙だらけだぜおっさん。」
太一は油断して転げた勝也に向かってそう言った。
そして、すぐに花矢の方に向くと、
太「花矢ちん大丈夫?」
そう言った。
花「う、うん。太一は大丈夫なの?」
太「全然大丈夫だよ。俺の事より、早くお父さんの所に行ってあげて!」
太一のいきなりの登場に驚く花矢に太一はそう言って、花矢を栄吉の所へ行かせた。
そして、自分は勝也が落とした銃を拾い、それを林の中に思い切り投げた。
勝「イテテ…おい誰だ!人の事を蹴りやがったのは!」
勝也は起き上がりながら自分を蹴り飛ばした人物を見た。
太「俺だけど。」
勝「!!…どうしてお前がここにいるんだ?お前沢木さんの所に行ってたんだろ?」
太「行ってたけどうまく逃げてきたんだよ。誰かさんが花矢ちん探してるって聞いたからさ。」
勝「ふーん。お前あそこに行ったらなら、お前達の見張りしてた黒スーツの男の死骸見たか?いや、見てないか。見てたらそんな平常心じゃいられないよな。」
勝也はニヤリと笑ってそう言った。
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