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2人が去った後、
勝「ホックション!お、お前何、ハックション!したんだ!」
太「な、何したって、ハックション!言われてもな。ハックション!」
2人はくしゃみを続けながら会話をしていたが、くしゃみが邪魔をして会話が成立しなかった。
そのため、くしゃみが止まるまで数分間2人は黙って待つ事にした。
数分後。
勝「もう1回聞くぞ。お前さっき何をしたんだ?」
太「何をしたって言われても、手持ちのモデルガンを撃っただけなんですけどね。」
勝「モデルガン…なるほど、改造して、弾に何か細工してたんだな。」
太「まぁ、簡単に言うとそういう事だな。」
くしゃみが止まった2人は普通に会話を始めた。
勝「はぁ…お前のせいで2人をにがしたじゃねぇかよ。めんどくせぇ事ばっかりしてくれるな本当に。まぁ、どっちにしろ逃げられるわけがないけどな。」
勝也は溜息を吐いてそう言ったあと、ニヤリと怪しい笑みを浮かべた。
太「逃げられないってどういう意味だ。」
勝「簡単なことだな。考えたらすぐにわかると思うけどな。この俺が、獲物を簡単に逃がすわけねぇだろ。」
太「?」
太(何が言いたいんだ?)
勝也の言いたい事が分からず、疑問に思っていると。
勝「不思議そうな顔をしてるな。…まぁ、教えてやってもいいかな。実はな、矢沢栄吉の手首に、発信機付きのブレスレットをつけてるんだよ。それで居場所がばっちりとわかるわけさ。」
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