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太「!!」
太(マジかよ!ってことは、ここで足止めをして少し時間が経ったら逃げるっていう作戦はダメだな…。)
勝也の余裕の笑みの理由が分かり、焦る太一。
勝「どうせ、少し時間が経ったら、自分も逃げれば大丈夫だとでもおもってたんだろ。」
焦る太一を見て、面白そうに笑みを浮かべる勝也。
太「!!」
太(心読まれた!?)
勝「図星みたいだな。なんというか、表情隠すの下手だな。」
勝也は馬鹿にしたように言った。
太「うるさいな。別に図星でも何でも良いだろ。」
太一は開き直って言った。
勝「おっ、やっとらしくなってきたみたいだな。そうこなくっちゃな。最近、つまらねぇ仕事ばっかで暇してたからな。」
太「ようはお前をここで気絶させてそこらへんの気に括りつけとけば良いって話だろ。」
勝也の言葉を無視して太一が言った。
勝「いいね。やる気になった太一君にもう1つ良い事教えてあげるよ。」
太「良い事?」
勝「そう。実は、あのブレスレットには発信機以外にもあるものが取り付けられててこの山から一定の距離離れると…。」
勝也はそこで言葉を切って太一を見た。
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