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太(何が言いたいんだ?…ってまさか?!)
太「まさか…爆弾を仕掛けてるなんて言わないよな。」
勝也が何を言いたいのか考えていた太一は、頭に浮かんだ答えを怒りを抑えるように言った。
そんな太一を知ってから、知らずか、勝也は。
勝「正解~。よくわかったな。」
馬鹿にしたように太一にそう言ったのだった。
太「!!何考えてるんだよ!そんなものつけるなんて!お前も沢木も人を何だと思ってるんだよ!」
そんな勝也の胸倉をつかんで、太一は怒りで震える声で言った。
勝「ごちゃごちゃうるせぇな。何してるんだと言われても、俺がいる世界じゃそういう事は日常茶飯事だぜ。依頼主さんはしらねぇけどな。」
太「イッ!」
勝也は胸倉をつかんでいる太一の手を力をいれて握りながら言った。
勝「とはいっても、その爆弾が爆発する事はないだろうよ。依頼主さんはそれは望んでなかったからな。ってことで、俺はお前をさっさと片付けて追いかけないといけないんだよな。」
太「離せっての!」
太一は、掴まれている手をなんとか振りほどいた。
そして、
太「おい、さっきから依頼主、依頼主いってるけど、それって沢木の事か?」
さっきから頭に引っかかっていた事を聞いた。
勝「あぁ、そうだよ。じゃっ、時間ないからさっさと片付けさせてもらうよ。」
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