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そんな千奈に、
花「すいません!太一が今1人で殺し屋だって人と居るんです!早く助けを呼ばないと!」
花矢は栄吉の後ろから出てきて勢いよく言った。
千「…そう。でも、今は太一の所へ行くよりも、あなたたちを逃がす方が優先なの。」
千(殺し屋まで出してくるなんて…あたしが行くまで無事でいなさいよ太一!)
冷静を装い花矢の意見に答える千奈だが、内心は太一が心配で仕方なかった。
早く花矢達を逃がして太一のもとへ行こうと思っている千奈。
だが、
栄「…山から出る事は出来ないんです。」
栄吉は山から出る事が出来ない事を千奈に伝えた。
千「どうしてですか?もしかして、何かあるんですか?」
栄「実は………。」
栄吉は山を下りる事ができない理由を花矢が作った事を伏せて千奈に話した。
千「なるほど。準備は抜かりがないわねぇ。それで、その矢沢さんの手首についてるのがそのブレスレットなんですか?」
千奈は栄吉の手首を指さして言った。
栄「そうです。」
千「…あっ、思い出したわ!」
千奈はマジマジとブレスレットを見て、思い出した。
千「そのブレスレット。国見くんや黒スーツ達の手首にもついてたのと一緒だわ。」
花「えっ?!」
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