・千奈と太一と勝也

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千「あたしは足の方を縛るから太一は手をお願いね。」 太「了解。」 千奈と太一は注意深く勝也の手と足を縛っていった。 数分後。 千「これでいいわ。じゃあ、スプレーの効果無くす目薬差してあげるから目をあけて。」 千奈がそう言うと、素直に目を開けた勝也。 そんな勝也の目にすぐに千奈は目薬を入れた。 勝「ふぅ…。マジで痛かったな。久しぶりにあんな痛み経験したぜ。」 入れてすぐ勝也は息を吐いてそう言った。 千「じゃあ、さっそくで悪いけど、話きかせてもらうわよ。話が終わったらそのロープは外すわ。後、これが小切手よ。」 千奈は勝也の前に小切手を出し見せた。 勝「確かに。おら、さっさと質問しろよ。」 勝也は小切手を見て、ニヤリと笑いそう言った。 千「じゃあ、まずは1つ目。あなたは今38歳?」 勝「職業上実年齢は言えないが、そのくらいだ。」 太(うそだろ!同じくらいの歳かと思ってたよ。てか、匡兄がちょっと老けて見えるな。) 太一は勝也が匡一よりも年上で、自分よりも1回り以上も歳が違う事に驚いた。 千「まぁ、良いわ。じゃあ、次の質問。あなたが裏の世界に入ったのはいつ?それと、その時からどこかの裏の会社に所属してるの?」 太一が心驚いている事など、気にする事なく千奈は話を続けた。
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