・千奈と太一と勝也

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勝「そうだな…確か16でこの世界に入ったな。で、どこかに所属してるかって聞いたな。悪いがそれは会社のルールで言っちゃいけないことになってるんだ。」 千「なるほどねぇ。じゃあ、最後の質問よ。あなたは…………。」 ー・-・-・-・-・-・- 太「おい…今の話本当かよ!」 最後の質問の答えを聞き終わった瞬間、太一は怒りを含んだ声でそう言った。 勝「嘘ついてどうする。本当だ。」 そんな太一に、平然としてそういう勝也。 2人の会話に入ることなく、千奈は考え事をしていた。 そして、ぱっと顔をあげ、 千「これで全部がつながったわ。」 千奈は複雑な表情を浮かべてそう言った。 太「全部つながったって…何かつながったんだ千奈?」 太一は千奈の言ったことの意味が分からずそう聞いた。 千「後で詳しく説明するわ。それよりも早く匡兄の所へ行かないと。と、その前にまだすることがあったわね。」 千奈は勝也の所へ向かった。 勝「おっ、思い出してくれたか。」 千「えぇ…もう少しで忘れるところだったけど。」 千奈は笑顔でそう言った。そして、 シュー!! ポケットから何かを出して勝也に向かってかけた。
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