・再会

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緑「フフフ…良い反応だね。久しぶりの匡一との勝負楽しまないと損だね。どうせ、あの人は逃げたってこの山からは出られないんだし。」 緑は蹴ろうとした所で、匡一に突き飛ばされ、不安定になっていた足を地面におろしながらうれしそうに言った。 そして、一気に匡一との距離を縮め、反撃を開始した。 匡「!!」 いきなりの攻撃に驚く匡一。 緑「ほらほら、のんびりしてるとあっという間に負けちゃうよ。…僕に。」 匡「………。」 匡一はそんな緑の言葉の挑発に乗る事なく、緑の攻撃をかわしていき、隙を見て緑の殴りかかってきた腕を持つと、引っ張ってそのまま背負い投げをした。 ドンッ! 匡「心配することはない。お前があいつを追いかける事はないからな。俺は今日ここでお前と決着をつける。」 匡(長かったな…16年…。) 匡一は心の中で16年間の事を思いながら、 匡「今日でお前のくだらない殺人劇は閉幕だ。」 緑を睨みつけながら言った。
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