・3人揃えば最強トリオ

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千奈はにっこりとほほ笑みながら言った。 緑「う~ん。できれば、それを顔で表現してもらいたいんだけどな。まぁ、僕を喜ばしくたくないならしてくれないか。仕方ない。じゃあ、少し痛い目にあってもらって苦痛にゆがむ顔でも見させてもらうかな。3人いるって事は3人分の苦痛の表情が見れるってことでしょ。それで我慢してあげようかな。」 千「………。」 千(苦痛にゆがむ表情が見たいって…この人本当に狂ってるわね。) にっこり笑いながら、そう返してくる緑。そんな緑を見て、背中になんとも言えない寒気を感じながら心の中で思った千奈。 緑「あとさ。君たち3人を痛目つけた後は、太一君だけ連れて行くから。俺、この子の目の前で人を殺したらどんな表情をするんだろうってすごく興味があるんだよね。千奈ちゃんも良い顔してくれるだろうけど、今回は太一君って決めてるんだよね。」 千「連れて行かせるわけないでしょ!あなたがおもってるほど、あたし達簡単に倒されたりなんてしないから!」 緑の言葉に、千奈が大きな声で反論した。 そんな会話をしている2人の様子を千奈の後ろで聞いている匡一と太一は、 太「へぇ~、やっぱり俺に見せたいがためにここまで連れてきたんだな。」 匡「そうみたいだな。でも…緑は完全に千奈をなめてるな。」 太「みたいだね。確かに、沢木よりは千奈は弱いかもしれないけど、そんなすぐ倒されるほど弱くはないのにね。」 匡「そうだな。さっ、早く手当て終えるぞ。」 手当てしている手を休めることなく、話をしていた。
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