・3人揃えば最強トリオ

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緑「君も匡一と同じで強がるのが好きみたいだね。だけどさ、本当に千奈ちゃん1人で僕に勝てるとでも思ってるの?」 緑はくすくすと馬鹿にしたように笑いながら言った。 千「さすがにそんな事思ってないわよ。あたし1人じゃあなたには勝てない。それは認めるわ。でも、誰がいつあたし1人であなたに勝つって言った?」 緑「言わなくても、今僕の前に居るのは千奈ちゃんだけじゃない。匡一も太一君も怪我して後ろで手当てしてるんでしょ?なら、完璧な状態なのは千奈ちゃんしかいないでしょ。まぁ、2人の傷の手当てが終わる前に倒しちゃうと思うけど。」 千奈の問いに淡々とそう答える緑。 千「へぇ~、言っとくけど、匡兄も太一もあんな怪我くらいで動けないなんてことないから。あなたちょっとあたし達をなめてすぎだと思うわよ。それに、2人が手当て終えるまでの間くらいあたし1人で十分相手出来るわ。」 千奈は自信満々にそう言った。 緑「そうなの、それは楽しみだね。じゃあ、早速お手並み拝見と行きますか。僕をがっかりさせないでね。」 緑はそういうと、あっという間に千奈と距離を詰めた。 千(とりあえず、匡兄達から少し離れないと。…!) 千奈はそう考え、どう距離を取るか考えていたが、 緑「こんな状況で考えごとなんて、そこも匡一に似ちゃったのかな。」 緑の拳が飛んできたため、考えを中断されてしまった。
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