３人揃えば最強トリオ！～第２章～

・３人揃えば最強トリオ

千（早い！…でも、ぎりぎりで避けれるわね。とういうかこの状態じゃ話どころじゃないわね。もう少し、沢木が弱った所で話しましょ。）

千奈は緑のスピードの早さに驚きながらもぎりぎりの所でその拳をかわした。
そして、かわした後話を後回しにする事を決めた千奈はすぐに緑の腹のあたりめがけて足を振り上げた。

緑「！！」

千奈がぎりぎりでよけたため、反撃がくるとは思っていなかった緑。
なんとか直撃はさけたものの、完璧にはかわしきれず脇腹に千奈の足が当たった。

千（やった！当たったわ！）

当たった事に千奈は心の中で驚いた。
が、緑は全く動じることなく

緑「うん、いい反応だね。まさか蹴りが返ってくるとは思わなかったよ。匡一ほどではないけど、なかなか楽しめそうだね。」

と笑顔で千奈に言った。

千（……完璧に脇腹に思い切り蹴った足が当たったのに…笑顔でそんなコメントできるものなのね。まぁ、そんなものよね。）

千奈は心の中でそう思い、次の行動に移った。

千「そう簡単にあなたにダメージを負わせられるとは思ってないわよ。」

千奈はそう言って、素早く近くに居た緑の横に入り、肘を思い切りさっき蹴りの当たった脇腹へ向けて打ち込もうとした。