・3人揃えば最強トリオ

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緑「そう何回も攻撃を受けてあげるほど僕もお人よしじゃないんだよね。」 緑はそう言って千奈のひじ打ちをかわした。 その瞬間、千奈の目にけがの手当てを終えた太一の姿がうつり、千奈は心の中でニヤリと笑った。 そして、緑のすぐ後ろまでやってきた太一は緑の背中めがけて足を振り下ろした。 太「後ろがガラ空きだぜ!」 が、 緑「そうだね。でも君たち2人しか動けないことはわかってるからね。こうくるとは思ってたんだよ。それに、太一君は万全じゃないから少し動作が遅くなってるんじゃないのかな。」 緑はそう言って、片方の手で千奈の腕をつかみ、そのまま千奈のほうを向いていた体を横にし、下りてくる太一の足を受け止めつかんだ。 千・太「!!」 いきなりの緑の行動に驚く2人だったが、 緑「さて問題。僕は君たちのこのつかんだ腕と足で次は何をするでしょう?」 緑のこの問いに、 千・太(やばい!) 緑がしようとしていることがわかった2人は緑の手を離そうともがいた。 緑「あっ、なにするか分かったみたいだね。でも、逃がさないよ。」 緑はもがく2人が逃げないよう手に力を込めた。
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