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太（なんつー力してんだこいつ！このままじゃ…。）
千（ビクともしないわ！このままじゃ…。）
千・太（太一（千奈）とぶつかる！）
そう思ったとほぼ同時に、
ゴンッ！
という音が響いた。そして次の瞬間…
千・太「～～～～～イッターイ！！！」
という２人の叫び声が響いた。
２人は、緑に引っ張られた反動でちょうど緑の目の前で額と額をぶつけ合ったのだった。
緑「ふふふ…良い音。それにとっても良い顔の表情。もう１回聞きたいし、みたいなぁ今の音と顔。」
痛がっている２人に緑は笑顔でそう言った。
この緑の言葉に、
千（冗談じゃないわ！何がうれしくて姉弟で額のぶつけあいこしないといけないのよ！）
千奈は心の中でそう思い、
太（ろ、肋骨にひ、響いた…これ以上ぶつけあったら俺…やばいかも…。）
太一は目に涙を浮かべながらそう思った。
そして、２人は同時に互いの顔を見て、
千（うわっ！太一死にそうな顔してる！）
太（気づいてくれ千奈！）
千・太（これ以上この体制でいるのは危険すぎる。）
同時にそう思い、千奈は足で。太一は拳で自分たちの腕と足を掴んでいる緑に攻撃を仕掛けた。
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