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千「あたしにもわからないわ。それより、匡兄の姿が見えないけど大丈夫なの？」
千奈は太一達が手当てをしていた所を見て言った。
太「一応手当ては終わったんだけど、しびれがとれるまで邪魔にならないように、そこの茂みの中で横になってるよ。でも、そろそろ復活すると思う。八名おじの薬はよく効くからね。」
千「さすが八名おじが作った薬ね。１通り持ってきて正解だったわ。……！！」
千奈が頷きながらそう言っている途中に矢が飛んできた。
太「！！あっぶねぇー！！」
千奈と太一は左右に避けて矢をかわした。
が、
矢は匡一の時と同様にぐぐぐっと千奈のいる方に進路を変えてきた。
千・太「！！」
その事に２人は驚いて、動きを止めてしまっていると、
匡「千奈！そのまま後ろに走れ！」
という匡一の声が聞こえてきて、千奈ははっと我に返ると匡一に言われたとおりに後ろに向かって走った。
緑「あ～あ、匡一…登場が早すぎるよ。せっかくさっきの匡一と同じ目にあってもらおうと思ったのにさ。」
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