・3人揃えば最強トリオ

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匡「そりゃあ悪かったな。それにしてもその矢すごく邪魔だな。」 匡一は緑の方に向かって歩きながら言った。 緑「邪魔だと言われても、これが僕の…。」 緑は矢を操っている手の入っているポケットの方に気配を感じ、言葉を途中で切ってその気配のした方を向いた。 すると、 太「あら、ばれちゃったか。」 そこに居たのは、ポケットに手を伸ばし掛けている太一が居た。 緑「そこで何してるの?」 緑はそう言いながら、太一をどかそうと足を動かした。 が、 匡「こんな近くに太一が来るまで気がつかなかったなんて、よっぽど俺の早い登場に驚いたんだな。」 その足を匡一が足を使って動きを止めた。 緑「確かに驚いてはいるけど、別にそれで太一君に気づかなかったわけじゃないさ。かなり計画がごちゃごちゃになってきちゃったからね。それをどう修正するかを考えてたんだ。」 緑はそういうと、落下してしまった矢の近くに居るはずの千奈の方を向き、 緑「その矢…簡単には壊れないよ。特殊加工を施してるからね。…あっ、そうだ。」 落下して地面に刺さっている矢を壊そうとしている千奈にそういうと、何かを思いついたようにニヤリと笑った。
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