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翌日の朝の教室の中…
星:…魅亞ちゃんほんま大丈夫なんやろうかなぁ~…
遥斗:バカか…
プールに落ちた時点で…大丈夫なわけあるかよ…
星:な、何を!!
遥斗:やんのか!?
星と遥斗は言い合う…
朔也:朝からうるさいなぁ…
ちょっとは静かに出来ないわけ?
尚弥:そうそう☆
星:お前ら何言うてんねん!!
魅亞ちゃんがプールに落ちて死にかけたかもしんないこんな時に落ち着いてられるわけあらへんやろ!!
遥斗:そうだ!!
あいつが心配じゃねぇのかよ!!
朔也:心配だけどさ…
そんな争ったって状況が変わるわけじゃないじゃん?
遥斗&星:…うっ…そ、それは…
尚弥:息ピッタリだね☆
星:なっ!!こんな奴と息ピッタリなんて吐きそうやわ…
遥斗:うるせぇ!!
その言葉そのままお前に返してやるよ!!
朔也:…はぁ…
この2人に何を言っても一緒か…
星:だいたい魅亞ちゃんを最初に好きになったのは俺なんやからな!!
遥斗:そんなの関係ねぇんだよ!!魅亞を思う気持ちならお前には負けねぇ!!
星:俺だって魅亞ちゃんを思う気持ちは負けへんからな!!
朔也:もうそこまでにしときなよ~…
魅亞ちゃんが来たときにそんなんじゃ魅亞ちゃんから嫌われるよ?
星と遥斗はその言葉にピタッと止まり争うのをやめる。
遥斗:それは…
星:…嫌…やなぁ…
尚弥:…ねぇ~…2人に質問があるんだけどさぁ~…
星と遥斗は椅子を逆向きに座ってひじをつき顔を支えてる尚弥の方を見つめる。
星:どないしたんや?
尚弥:…2人は…魅亞ちゃんのこと本気なの?
遥斗と星は尚弥の言葉に目を見開きドキッとする…
星&遥斗:………………………
尚弥は真面目な顔をして聞く。
尚弥:…俺は…本気かって聞いてるんだけど?
尚弥の声が低くなる。
星:本気で好きやったら…なんか悪いことでもあるんか?
遥斗:そうだ…本気で魅亞のこと好きって言ったら…何なんだよ?
星と遥斗も真面目な顔をして真剣に言う。
尚弥は真面目な顔からニコッとして言う。
尚弥:べっつに~☆でも…
遥斗と星は尚弥をジッと見つめたまま話をきく。
尚弥は怖い顔をする…
尚弥:…会ったばっかりの相手を好きになるお遊び恋愛なら…やめろよ…?
おれらは普通の恋なんて無縁なんだから…
星&遥斗:…………………………
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