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浦の部屋
「はぁ…」
浦は涙を流しながら
何度も深いため息をついた
‥‥‥‥‥
先輩は、やっぱり
僕に飽きたのかな…?
ツンデレなだけ……?
でも、ツンデレって
わかっていても
やっぱり、つめたく
されるのは…
すごい寂しい。
傷つく。
‥‥‥‥‥‥
「先輩…」
ベッドにうつ伏せに
なりながら
思いきり泣いた
コンコン、、
部屋をノックする音が
聞こえた。
「入るぞー」
「……先輩?」
浦は布団をかぶった
部屋に入り
浦の寝ているベッドに
腰掛けた。
「亀…」
「…」
「すまん」
「…」
「さっきも態度変わっちまって…」
「…」
「俺…そんなつもりないんだけどよ…」
「…」
「亀…かめぇ…」
と寝ている浦の
足をゆする。
「…先輩?」
「あぁ?」
「さっき僕のことキライって…」
「あぁ、あれはちげぇ!!」
「じゃ…何?」
浦はゆっくり起き上がり
桃を見つめる
「…続きがあんだよ」
「続き……?」
「キライじゃないって…言いたかったんだよ!!」
「僕のこと…?」
「あぁ、俺は…俺は…すぅ、すぅ…」
「先輩…?」
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