0人が本棚に入れています
本棚に追加
私はずきずき痛むお腹を押さえながら帰路を急いだ。
部屋に戻って勢いよくドアを閉めると机の上のかざぐるまがからからと回った。
私はそのままベッドで寝てしまった。
制服におもいきりしわがついてしまい、お母さんにこっぴどく叱られた。
「おかーさん、なんか、お腹痛い・・・」
「え?あおい、もしかして・・・」
急にお母さんは怒るのをやめ、機嫌が良くなった。
その晩、お赤飯が炊かれた。
家族みんなは卒業祝いだと思って食べていたけど、私はただただ恥ずかしかった。
最初のコメントを投稿しよう!