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「シャワー。」
「あ、ヒロ入ってる。」
「じゃ、ご飯。」
「今日、食事してくるって張り切ってたから、ユンの分ないよ。」
「…カップ麺。」
まぁ、そうなるよな。
確か、ヒロが前に買い溜めしてたやつがあったはず。
ユンに教えれば、
そうか。ありがとう。
って、言ってキッチンに向かって行った。
俺はもう寝ようかな。
水の入ったペットボトルを冷蔵庫に戻そうとキッチンに向かうと、
カップ麺が出来るのをまつユンの姿が目に入った。
携帯をみてにやにやしてるから、愛しの彼女の写メでも見てるのかと、後ろから覗き込んだら、
多分、
彼女の名前と電話番号。
数字見てにやにやしてたのかよ。大丈夫かこの人。
と、思っていたら俺もにやけていたみたいで、風呂上がりのヒロに、
キモイよ。
と、ぼそっと言われてしまった。
俺のせいじゃないし。
ユンのせいだし。
俺、キモくない。
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