リーダーの恋愛事情

20/21
前へ
/144ページ
次へ
「シャワー。」 「あ、ヒロ入ってる。」 「じゃ、ご飯。」 「今日、食事してくるって張り切ってたから、ユンの分ないよ。」 「…カップ麺。」 まぁ、そうなるよな。 確か、ヒロが前に買い溜めしてたやつがあったはず。 ユンに教えれば、 そうか。ありがとう。 って、言ってキッチンに向かって行った。 俺はもう寝ようかな。 水の入ったペットボトルを冷蔵庫に戻そうとキッチンに向かうと、 カップ麺が出来るのをまつユンの姿が目に入った。 携帯をみてにやにやしてるから、愛しの彼女の写メでも見てるのかと、後ろから覗き込んだら、 多分、 彼女の名前と電話番号。 数字見てにやにやしてたのかよ。大丈夫かこの人。 と、思っていたら俺もにやけていたみたいで、風呂上がりのヒロに、 キモイよ。 と、ぼそっと言われてしまった。 俺のせいじゃないし。 ユンのせいだし。 俺、キモくない。
/144ページ

最初のコメントを投稿しよう!

356人が本棚に入れています
本棚に追加