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「で、今日がやっと初デート?」
「らしいよ、あれから結構しつこく連絡取ってたみたいだし。」
「ホント凄い。真似できない。」
「マックスにユンの10分の1の行動力があればね。」
「うるさいなぁ。」
「そーいやマックスはどうなの?」
「僕の話は今関係ない。」
「まーたー。照れちゃって。」
「ヒロ。」
「ごめんごめんごめん。ごめんってば。痛い。痛いよ。ごめん。いたたたたた。」
「あー…痛そう。」
「あははははっ!マックス顔赤すぎだし!あっはははは…いったーーーーーーーー!ごめーん。」
ふんっ。とそっぽを向いて、どすどす足音を鳴らしながら自分の部屋に引きこもる末っ子。
「ありゃー。怒らしたね。ミキ、手形くっきりついたるし。」
「マジで痛い。」
「ミキ、笑いすぎだもん。」
「だってさー、シアも見たでしょ?トマトみたいだったじゃん。」
「マックス怒らしたら止めれないから、やめてよ。」
「シア、僕にも痕ついた?」
「いや、ヒロにはついてないけど、だいぶ赤いよ。」
「手加減なかったなぁ。いったぁ。」
可愛い末っ子の心配をするのも兄の特権だよ!
照れ屋さんなのはわかるんだけど、つねったり、ビンタしてくるのはちょっと酷くない?
もっと頼ってくれていいのに。
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