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「じゃぁ、行ってきます!」
「行ってきます。」
「まーす!」
玄関で仕事に出掛ける3人を見送る僕たち。
「行ってらっしゃーい。」
「じゃねー。ユン、ガンバ!」
ニヤニヤしながら送り出すミキ。
ちょっときもい。
「あー、ユン大丈夫かなー。」
「大丈夫でしょ。てか、失敗したら失敗したでちょっと面白いし。」
「ミキの薄情者。全然面白くないよ。」
「いやいやオモロいだろ。」
「もぉ~。」
激へこみして帰ってきたらどうするのさー?
普段、結構強気でいるけど、落ち込んだらどん底まで沈むんだよ。
しかも弟たちの前では見栄張ちゃうからさー。
結局、僕に全部きちゃうわけ。
ミキ、それ知らないでしょー?
力いっぱい励ますのも割と気を使うから疲れるんだよ…。
まぁ、僕もユンにしか言わない事もあるから、お互い様なんだけどね。
でも今日は出来たらご機嫌で帰ってきて欲しい。
上手く行きますように…。
マックス…ちゃんとフォローしてあげてね。
「ヒロー。曲作り、昨日の続きしよー。」
「OK~。すぐ行くよ。」
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