決意

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(周瑜…さっさと結論をまとめてくれよ。) 周瑜と武将達の受け答えを聞きながら、祥太は胃の痛みを感じた。 「ならば、曹丕殿を保護していると言えば、我々が恨まれる事はないのでは?」 「それでは幽閉と変わらないのでは?」 魏延の問いに、王平が答えた。 さらに、王平が続けた。 「曹丕殿を保護していると訴えても、曹丕殿の家臣達は、呂布が武力によって押さえつけています。曖昧な対処では、家臣達を味方にする事は不可能です。」 「呂布を恐れて主君を見捨てる者なぞ、味方にしても無駄ではないですかな?」 「魏延よ!曹丕殿を前にして、無礼であるぞ!」 孝彦が魏延を怒鳴り付けた。 「これは失礼致しました。」 魏延が祥太に頭を下げた。 「そろそろ結論を出そうか。周瑜よ…皆の意見を聞いたが、どう思う?」 武将達が意見を出し終わった頃を見計らって、孝彦が周瑜に意見を求めた。 「私の意見ですか?」 周瑜が孝彦に尋ねた。 「そうだ。このままでは意見がまとまらないからな。」 「そうですね。では、私の意見を言いましょうか。」 周瑜が意見を言うために、孝彦の隣に立った。 皆が一斉に静かにした。 孝彦は、期待をしながら周瑜の言葉を待った。
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