決意

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「周瑜…助けてくれたのか?」 祥太は周瑜を見つめた。 「助けた?まあ、それでも良いです。ただ、貴方の覚悟を聞きたかったんですよ。中途半端は覚悟では、この時代は生きていけません。」 「つまり、俺達を試したと?」 「そうですね。私と伯符は子供の時から過ごしてきました。そんな私ですら、先程の話を聞くまでは、分かりませんでした。」 周瑜の表情が普段の、柔らかい表情に変わっていた。 「なら、さっき話していた、曹操との戦いから違和感を感じていたってのは?」 「嘘ですよ。ただ、曹丕が来てからの伯符は、様子がおかしかった。だから、少し試してみたら…ふふふ。案外、簡単にボロが出ましたね。」 周瑜は笑いを堪えながら話した。 「まあ、孝彦さんの伯符の方が、君主らしいですし、天下統一を目指すなら、今の伯符でないと無理かもしれないからね。まあ、本物の伯符を取り戻すのは、天下統一してからにするよ。」 祥太には、周瑜がいい加減な性格に思えた。 「ああ、祥太さん、大丈夫ですか?短気な性格は損ばかりしますよ。」 周瑜か祥太に忠告した。 「なあ、孝彦…やっぱり、周瑜って変態だよな?」 「そうか?まあ、こんな性格だよ。」
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