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それから数分後には、主な武将達が集まっていた。
集まってくる武将達の中には、李通がいたが、劉備はいなかった。
「まだダメか。」
孝彦が、そう呟くと、
「劉備に関しては、暫くはそっとしておきましょう。」
祥太が話しかけてきた。
「曹丕殿が申されるなら…さて、そろそろ軍議を始めるとしましょうか。」
孝彦が立ち上がった。
「まず、最初に言っておく。今後は、曹丕殿にも部隊を率いて、共に戦ってもらう事になった。李通に関しては、今までのように、曹丕殿の副将として、働いてもらう事にする。」
そう言うと孝彦は、祥太を紹介した。
「孫策殿と共に戦える事を嬉しく思う。」
そう言った瞬間、異様な雰囲気になった。
すると、法正が立ち上がった。
「孫策様は、この曹丕を信用なさるのですか?」
「もちろんだ。国を呂布に奪われ、帰る場所がないんだ。敵同士だったかもしれないが、今は仲間だ。」
孝彦は必死に説得した。
「孫策様、私も反対です。」
「馬超まで…他に反対の者はいるか?いたら、手を挙げてくれ。」
最初は、馬超と法正だけだった。
しかし、しだいに一部の下級指揮官が手を挙げ始めた。
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