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「そ、そんなダメです!私はメイド……悠様は主――――」
「よいではないか、よいではないかぁ~」
「えへへ……ふふ」
一人で妄想を膨らましていると、一人のメイドが鬼神に近付いてきた。
そして、俺には聞こえないように鬼神の耳元で囁いてくる。
「……お嬢様。あちらで嫌らしい笑顔満点な顔をしてらっしゃる方はご友人で?」
「……いや、違う。あいつは私の奴隷だ……」
「……そうですか」
そう聞くと、メイドは下がっていった。
多分、あのメイドには俺のことこいつキメェwwwwと思われていたに違いないな。
そして、鬼神はつくづく奴隷指定間違えたかな……と考えさせられるのであった。
「おい、悠。そんなとこで突っ立ってないで行くぞ」
鬼神は廊下を歩き始めた。
その声を聞いて、俺は我に帰り、慌てて鬼神のあとをついて行った。
「うわ、この部屋も広いなー」
鬼神について行くと何処かの部屋につられ込まれた。
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